ChatGPTと用字ルールを考えて運用してみたらライティングが捗った話

2025/05/10

AI
ライティング

文章を書くたびに迷う、「この言葉って漢字? ひらがな?」「送り仮名はこれで合ってる?」
そんな細かい悩み、ありませんか?

生成AIがここまで普及するまでは、私も特に資料デザインの際によく悩んでいました。

ライティングが本業でも副業でも、一定の品質で文章を書き続けるには“迷わない仕組み”が必要だと思います。でも、毎回スタイルガイドを読み返すのは面倒。そもそも、自分用に整備するのも骨が折れる。

結局はルールが統一されていれば読みにくくはならないので、ChatGPTに頼ることにしました。


用字ルールを全部おまかせ

「ブログ用に、読みやすくてカジュアルだけど、少しきちんと感のある用字ルールを作って」
そう指示したところ、ChatGPTは5分もかからず、以下のようなルールを提示してくれました。

  • 常用漢字を基本とするが、読みやすさを優先して適宜ひらがなを使用
  • 「こと」「もの」「とき」などは原則ひらがな
  • 外来語はカタカナ表記。ただし定着している言葉(インターネット、メールなど)はそのまま
  • 「〜していく」「〜していくことができる」などの表現は簡潔に
  • 同じ語尾が続くのは避ける
  • 「です・ます」調で統一。けれど、テンションは固くなりすぎないように

運用すると、迷いが減ってスピードが上がる

このルールをもとに、実際の原稿を書いてみました。

特に初稿作成時の迷いが減り、メッセージの中身に集中できます。
いつもなら「どっちの表記が自然かな…」と手が止まっていた場面で、すっと書き進められるんです。


ChatGPTのいいところ:例文まで出してくれる

さらにすごいのは、ChatGPTに「この言い回し、ルールに沿って直して」と頼むと、例文まで出してくれるところ。

たとえば:

「このようなサービスを提供していくことで、お客さまの課題を解決していきます」
→「このサービスで、お客さまの課題を解決します」

シンプルで、しかもルールに即してる。
「これでいいんだ」と安心して次に進めることができます。


“悩まないこと”が最大の時短

用字ルールは、文章の土台です。
とはいえ、自分だけで整えるのは時間がかかるし、迷いも増える。

ChatGPTにアウトソースすれば、ゼロから悩む必要がありません。
あとは運用しながら微調整していくだけ。


おまけ:ChatGPTに頼むときのコツ

  • 「文章の雰囲気」をあらかじめ伝える(例:ややカジュアルで、親しみやすく)
  • 実際に使う文章の例をいくつか渡す
  • 修正してもらったら「なぜこう直したの?」と聞いてみると理解が深まる

「書くのがちょっと面倒だな」と思っていた人にこそ、ひと手間加えれば読みやすくなるので、試してみてもらえればと思います。
頼れるところは頼って、人間にしかできない思考や作業に集中できるといいですね。