写真管理ワークフローはLightroomよりBridgeが自分に合っていた話

Lightroom ClassicとAdobe Bridgeは、どちらもAdobeが提供する画像管理ソフトですが、その用途や機能には大きな違いがあります。本記事では、それぞれの特徴を詳しく解説し、どのユーザーにどちらのソフトが適しているのかを明らかにできればと思います。

1. Lightroom ClassicとAdobe Bridgeの違い

Lightroom Classic：写真の編集と管理に特化

• 写真編集とRAW現像機能が充実
• 「カタログ方式」により効率的な写真管理が可能
• 非破壊編集で元データを保持しながら作業が可能
• プリセット機能で一括編集が容易
• Adobe Creative Cloudとの連携

Adobe Bridge：多様なメディアファイルを一元管理

• 画像、動画、PDF、IllustratorやPhotoshopファイルの管理が可能
• フォルダベースのファイル管理で柔軟な整理ができる
• メタデータの編集やバッチ処理機能が充実
• PhotoshopやIllustratorとのスムーズな連携
• ネットワークドライブ対応で、クラウド管理も可能

このように、Lightroom Classicはフォトグラファー向けの編集・管理ツール、Adobe Bridgeはデザイナーや映像制作者向けのファイル管理ツールという違いがあります。

2. Lightroom Classicの特徴

2-1. 高度な写真編集が可能

Lightroom Classicは、プロフェッショナルな写真編集ツールとして優れた機能を持っています。

• RAW現像機能：露光量、コントラスト、ホワイトバランスの調整が可能
• 部分補正機能：特定のエリアのみ色補正やフィルター適用ができる
• プリセット適用：一括で統一感のある編集を行える
• ヒストリー管理：編集履歴を保持し、いつでも戻せる

2-2. カタログ管理で効率的な写真整理

Lightroom Classicは「カタログ方式」を採用しており、編集データが元画像とは別に保存されるため、非破壊編集が可能です。また、カタログには写真のメタデータやタグ情報も記録されているため、大量の写真を素早く検索できます。

2-3. Creative Cloudとの連携

Lightroom ClassicはAdobe Creative Cloudと統合されており、クラウド経由でデスクトップ、タブレット、スマートフォン間での同期が可能です。

2-4. 写真整理機能が充実

• 評価・タグ付け機能：お気に入りの写真を素早く選択
• フォルダ＆コレクション管理：プロジェクトごとに整理可能
• メタデータ・キーワード検索：大量の写真から目的の画像を見つけやすい

3. Adobe Bridgeの特徴

3-1. 多様なメディアファイルを一元管理

Adobe Bridgeは、画像だけでなく動画、PDF、IllustratorやPhotoshopのファイルも整理・管理できる多機能ツールです。

• フォルダベースの管理：ローカルファイルをそのまま整理できる
• メタデータの表示・編集：撮影情報や著作権情報を追加可能
• サムネイルプレビュー機能：フォーマットを問わず視覚的に管理

3-2. バッチ処理で作業効率アップ

Adobe Bridgeは、大量のファイルを一括処理する機能を備えています。

• ファイル名の一括変更
• フォーマット変換
• メタデータの一括編集

3-3. PhotoshopやIllustratorとの連携

Bridge上でファイルを選択し、そのままPhotoshopやIllustratorで開くことができます。特にデザイナーにとっては、作業効率を高める重要なツールとなります。

3-4. ネットワークドライブ対応

クラウドやローカルネットワーク上のファイルも一元管理でき、複数人での共同作業にも適しています。

3-5. プレビュー機能の充実

• 画像・動画・PDFのサムネイル表示
• メタデータ・撮影情報の確認

4. 用途別おすすめソフト

5. 結論：Lightroomはフォトグラファー向け、Bridgeはデザイナー向け

• Lightroom Classic は、高度な写真編集や効率的な管理を求める人向け
• Adobe Bridge は、画像・動画・PDFなど多様なファイルを整理したい人向け

私個人は、フォトグラファーでもデザイナーでもあるので、案件によって使い分けしようかなと思います。