今の自社に似た状況を他の一流企業がどうやって抜け出したのか?が
31社の中から2社ピックアップし、
どういう立ち回りをするべきか?を説明したいきます!
今の会社の状況
- いろんなところから下請けをしている
- 自社サービスを全国範囲で行っている
マブチモーターが下請け会社から脱却して世界一になった理由
マブチモーターという会社は、おもちゃに入っているモーターを製造・販売している会社です。
この会社は、お客さんのニーズの
最大公約数の型に絞り込むことによって、少品種大量生産
を実現しました。
【過去】
玩具メーカーのオーダーがあり、一つ一つ個別仕様の生産を高コストで行っていました。
クリスマスなど、特定の時期に大量に生産されるため、季節変動が大きい産業でした。
【現在】
顧客への逆提案を行った
→型を決めたモーターを提案することで、お客様の大量生産のコストが減る
これによって、型が統一されて、生産のクオリティが上がり、
高品質かつ低価格を実現できました。
現在世界一のモーターになった今でも、80種類程度の品数に絞り、
かつ小型モーターという特殊な分野に経営資源を集中させています。
スターバックスとセブンイレブンが地元を制覇した理由
スターバックスもセブンイレブンも近所にたくさん店舗を抱える業界トップ企業ですが、
「ドミナント戦略」と呼ばれる戦略をとっています。
スタバにポイントを当てて説明すると、
もともとシアトルに誕生したエスプレッソを出すお店で、出店はシアトルが中心。
スタバは集中的に店舗を出店することによって、そのエリアで圧倒的な地位を確立しました。
物流・仕入れ・採用などの効率化を図って、
店舗自体が、宣伝・広告・口コミの発信源となっていきました。
これによって、他社の参入障壁を上げるとともに
スターバックスの有名なコンセプトである、
「第3の場」と呼ばれる
コーヒーを飲むだけでなくゆったりとした時間を過ごす、自宅、職場に次ぐ空間を提供して、
新しいライフスタイルの提案に成功しました。
ドミナントとは、 地域一番戦略という意味で、
ある特定の地域で一番になり、その隣接する都市に進出していくことで、コストを抑えながら
ブランド構築をしていくことができる。
まとめ
企業戦略のモットーはこの3つだと言われています。
上記の2例はこの二つに忠実に従ったビジネスモデルの結果とも解釈できます。
- 低コスト化
- 差別化
- 集中型
自社はまだまだサービスを始めたばかりとはいえ、SNSの戦略やブランド構築という意味では
地域の特定や、行う下請けの仕事の特定をして、その仕事に特化した請け負い方をすることも
大事だなと勉強になりました。
この2例以外にも「コカコーラ」の戦略など面白いものがいくつもあったので、
その例から、自社にどうやって転用していくか?を考えてみたいと思います。