データの呼び方の違い

2024/2/15

ネットワーク

はじめに

インフラエンジニアとして働き出した際に『パケット』や『フレーム』などデータの呼び方が色々あることに疑問を感じました。
そこで、データの呼び方の違いについて調べたのでまとめました。

カプセル化

OSI参照モデルの上位3層(アプリケーション層、プレゼンテーション層、セッション層)ではデータを『メッセージ』と呼びます。
メッセージに対して下位4層それぞれで『ヘッダー』と呼ばれる固有の情報を追加します。
ヘッダーが追加された状態を『PDU(Protocol Data Unit)』と呼びます。
また、このデータに対してヘッダーを追加しPDUを作成する一連の作業を『カプセル化』と呼びます。

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トランスポート層

トランスポート層で追加するヘッダーの内容はデータの順番や再送機能などです。
上位3層で作成されたメッセージとトランスポート層で追加するヘッダーで作成されるPDUはTCPの場合は『セグメント』、UDPの場合は『データグラム』と呼びます。
セグメントあるいはデータグラムを一つ下の層であるネットワーク層に送ります。

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ネットワーク層

ネットワーク層で追加するヘッダーの内容はIPアドレスなどです。
トランスポート層で作成されたセグメントあるいはデータグラムとネットワーク層で追加するヘッダーで作成されるPDUは『パケット』と呼びます。
パケットを一つ下の層であるデータリンク層に送ります。

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データリンク層

データリンク層で追加するヘッダーの内容はMACアドレスなどです。
また、ヘッダーとは別に『トレーラー』が追加されます。トレーラーの内容はエラー検出情報です。
ネットワーク層で作成されたパケットとデータリンク層で追加するヘッダーで作成されるPDUは『フレーム』と呼びます。
フレームを一つ下の層である物理層に送ります。

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OSI参照モデルの層ごとのデータ

OSI参照モデルの層ごとのヘッダーの内容やデータの呼び方を表にまとめました。

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今回はここまでです。