AmazonSQSとAmazonSNSの違いについて調べたのでまとめました。
AmazonSQS
AmazonSQSは「順番待ちの整理券システム」です。
例えば、テーマパークのアトラクションに並ぶとき、整理券をもらって自分の順番が来たら案内されます。
この整理券がSQSでいう「メッセージ」にあたります。
特徴
- メッセージをキューにためておける
- 必要なときに1つずつ取り出して処理できる
- FIFOモードを使えば「先に入れた順番」で取り出すこともできる
使用例
- ウェブサイトでユーザーがアップロードした画像を順番に処理する
- 注文システムで注文を1件ずつ確実に処理する
AmazonSMS
AmazonSNSは「クラス全員に一斉連絡するLINEグループ」です。
例えば、クラスの担任がLINEグループで「明日は遠足です!」と連絡すると、その通知がグループ全員に届きます。
この通知がSNSでいう「メッセージ」にあたります。
特徴
- メッセージを 一斉に配信できる
- 配信先はメール、SMS、アプリ、他のAWSサービス(例えばSQS)など自由に設定できる
使用例
- システムでエラーが発生したら、担当者にメールやSMSで通知する
- 新商品のセール情報を、登録ユーザー全員に配信する
AmazonSQSとAmazonSNSの比較
特徴 | Amazon SQS | Amazon SNS |
---|---|---|
イメージ | 整理券 | LINEグループ |
目的 | 順番に処理 | 一斉通知 |
動作の仕組み | キューにためてコンシューマーが取り出す | トピックに送ってサブスクライバーに配信 |
使用例 | 非同期処理や注文管理 | アラートやお知らせの通知 |
今回はここまでです。