こんにちは。今日はMacbook Air(M1, M2)で2台以上の外部ディスプレイを使えるようにする方法をお伝えします。クラムシェルモードなどで複数のモニターを使いたいという方はぜひ。
Macbook Air M2はいいぞ
大前提としてMacbook Air M2(以降、MBA)はいいぞ。という話をさせてください。
M1もそうなのですが、Appleシリコンになってから、動画編集など重たい処理をする私にとってはだいぶ作業環境が変わったと思います。
具体的には、動画の書き出しのスピードはもちろん、Adobeソフトを使っていてカクカクするということがなくなりました。当時40〜50万円ほどした、IntelのMacbook Proをたまに使うことがあるのですが、今ではもっさり感がすごくてストレスを感じてしまうほどです。
更にAirはProよりも軽くて2台目のマシンとしてはありがたいし、しかも動画の書き出しなど重たい処理も難なくやってのけるので、名機だと思っています。(Proと比較してポートは少ないし左側にしか繋げないですが!w)
それでも、私のような作業環境こだわりニキからすると、目を瞑れない点があるんです….
外部ディスプレイ2台つなげないのはいただけない(M3は可能になったが)
そう。これがキツいのです。私はMacbook Proで普段2〜3画面を使ってメインの仕事をしています。具体的にはこんな使い分け。
- メインモニター:作業中ソフト
- サブモニター:Slackなどのコミュニケーションツール or 参考資料
- 内蔵ディスプレイ:オンライン会議画面(※カメラONにするときのみ)
色々試してみた結果、これが作業しやすい環境だと落ち着いたのですが、あくまでデュアルモニター接続ができるProの話。MBAでは外部ディスプレイを2台以上使えないので、こんな感じになってしまいます。
- メインモニター:作業中ソフト
- サブモニター:(映らないので真っ暗)
- 内蔵ディスプレイ:オンライン会議画面(※カメラONにするときのみ)/Slackなどのコミュニケーションツール or 参考資料
こうなると、クラムシェルモードにすると1画面しか使えないんです。
「クラムシェルモードを使わなかったら2画面使えるじゃん」と思われるかもしれませんが、動画編集のときはこれが結構ストレスなんです。
というのも、動画編集時には、素材フォルダ画面、編集メモ、Photoshopなど、同時に開いておきたい画面が多く、内蔵ディスプレイだと小さく思えてしまうんです。
あとは、MBAを使うときだけ作業環境が変わるのが気持ち悪いとかですね。
そんなこんなでなんとか解決できないかと調べてみました。
Display Linkを使って解決しました
結論、Display Linkを使えば解決です。ただしApple公式のやり方ではないので、突然使えなくなるなどもあり得ます。気になる方は後述の代替案でご検討ください。
Display Linkとは
DisplayLinkは、DisplayLink社が開発した独自の映像伝送技術の名称で、この技術をつかえば、MacとUSB接続するだけで複数のディスプレイに映像出力できます。この技術だと、なんとMBAでも2画面で映し出せるのです!
ただし、画面収録機能を使っているので、Netflixなど画面収録に規制がかかっているサイトでは動画は閲覧できません。私にとっては別にデメリットではありませんでしたが、ブラウジングメインで考えている方は別の方法を考えるのがよいでしょう。Netflixを見るときだけDisplayLink機能をオフにするのもできますが。
お金はかかるのか
かかります。私は9,000円ぐらいでDisplayLink対応のアダプタを購入しました。ちょっと高いので躊躇していましたが、今では早めに買ってさっさと2画面使えるようにしておけばよかったと思っています。
Plugable USB3.0 グラフィック変換アダプタ 2K@50Hz 1080p@60Hz 対応 Windows macOS ChromeOS システム用 DipslayLink チップ採用
どうやって使うのか
下記サイトで専用のソフトウェアをダウンロードするだけです。簡単!
https://www.synaptics.com/products/displaylink-graphics
上記により、2枚の外部モニターで作業できるようになりました。よかったよかった。
先述の通り、DisplayLinkにはいくつかデメリットもあるので、代替案をお伝えいたします。
代替案1:ウルトラワイドモニターの導入
お金に余裕があるならこの方法が良いかも知れません。動画編集をやる方なら特に。
私も1枚のウルトラワイドモニターで2枚分の情報を表示させればいいじゃん!と思ったのですが、やはり値段がネック。納得する機能だと10〜20万円ぐらいするので、すぐには導入できないと思い、断念しました。。。
もう1点、私のように全画面表示を多用する方にとっては、ディスプレイを個別に操作することができないので、たとえば右画面はずっとSlackを固定しておきたいとかはやりづらいのかもな、とも思っていたり。
代替案2:SideCarを使う
私の場合、画面サイズが小さいのが嫌だったので、この方法はつかいませんでしたが、iPadやApple TVのSidecarを使うのもありかと思います。
一方で私の環境だけかもしれませんが、Sidecar表示が安定せず、画面がよく固まってしまったりしてしまうので、一回試してみてダメだったら他の案を試すのがよいかもしれません。
代替案3:クラムシェルモードを使わない
よく見る、Display1枚とPCスタンドなどを使って高さを出したMBAを並べたりして、クラムシェルモードを使わないという方法です。
私はここ2,3年この方法でやってきました。まあこれでも必要十分ですが、冒頭に述べたような不満がでてきたわけですな。はい。
以上、今回は無理やりMBAで2台の外部ディスプレイを接続する方法についてお伝えしました。
1万円ぐらい出費は出ますが、複数台のPCをつかっており、更にそのPCごとに作業環境を変えたくないという私のようなこだわりがある方は検討してみてはいかがでしょうか。
それではまた〜