銃・病原菌・鉄とは?
ジャレド・ダイアモンドという著者が書いたもの。
本書は人類の歴史を解き明かす内容。
特にヨーロッパ諸国がなぜ強かったのかに注目する。
ヨーロッパの強さの要因
- 地理的要因: ユーラシア大陸が東西に広がっていたため、緯度が同じで気候や農業条件が似通っていた。
- 農業の発展: 気候が似ているため、一度成功した農業技術が他地域にも適用しやすかった。
- 家畜の多様性: 飼育しやすい家畜が多く、農業の効率化と安定化に寄与した。
病原菌の役割
- 感染症の広がり: 人間と家畜が密接に生活することで感染症が蔓延し、耐性が形成された。
- 植民地化の影響: ヨーロッパ人が持ち込んだ病原菌に対して、先住民は耐性がなかったため多くが死亡した。
ヨーロッパの技術的優位性
- 鉄と銃の発展: 鉄器や銃などの技術が発展し、これが他地域に対する軍事的優位性をもたらした。
現代への教訓
- 環境の重要性: 成功は個人の能力だけでなく、環境に大きく左右される。
- 逆境のメリット: 一見不利な環境も、長期的には大きな成功要因になり得る。
今の日本にどう活かす?
- 少子高齢化の日本: 少子高齢化は一見不利に見えるが、これを克服すれば他国にノウハウを提供できる可能性がある。
まとめ
ヨーロッパ諸国の強さは、優れた人種ではなく、環境の要因に大きく依存してた。
環境が成功の9割を決めるが、逆境も後に有利に働く可能性がある。
今の環境をフル活用したらどうなるか?をちゃんと考えてみる。