マネジメントという職業をやっているなかで、現場との連携がうまくいかず良い結果がでないまま、
現場も自分も不完全燃焼ということがありました。
今はぼちぼち現場といい関係を築けるようになってきたので、
一度なぜうまくいかなったのか? / うまくいくようになったのか?を振り返ってみようと思います。
この本は
Why:なぜ、現場を見る必要があるのか?
What:現場で何をみるのか?
How:どうやって現場をみるのか?
Who:誰が現場をみるのか?
Where:どこで現場をみるのか?
When:いつ現場をみるのか?
の章分けをしていて、
上記の不完全燃焼だった時に抜け落ちていた観点について
2章(how, where)をピックアップして書いていきます。
how:現場の何をみるのか?
自分は現場のマネージャーをマネジメントできる権限をもっているわけではないので、
いくつか現場を正しく把握する手法には限りがありました。
その中でも簡単に実施できて効果があったものを説明していきます。
ウォークアラウンド
この書籍にはリーダーが職場を歩いて回りながら、メンバーと対話し、現場で起きていることを把握する方法で
一見他愛もない雑談をしているように見えるが、実は重要な情報を収集し、必要に応じてアドバイスする
と書いています。
アドバイスまではできないにしても、現場を把握・理解することにはうってつけだなと感じました。
ただ、歩き回るだけではなくて、仮説思考を持ちながら行うことでより効果があるものになりました。
最初は営業を行っているアポについて行かせてもらったりしているものの、
問題や問題になりかけている部分を見たり聞いたりするだけで、
表層的な問題しか回収できてませんでした。
その問題を解決しても、根本的な解決にはならないので、また同じような問題が起こります。
なので、その問題がなぜ起こっているのか?ということを考えて(仮説を立てる)、
営業の人とすり合わせて解決していく(検証する)
これで現場の問題を解決できるようになりましたし、関係も良くなっていきました。
where:どこで現場をみるのか?
リアル・オンライン・テキスト
のどれで現場をみるべきか?
これはタイミングと目的によって変わってくるなと経験を通して感じました。
この本には
・時間と場所を同期させる「リアル」(濃厚なコミュニケーションができる)
・時間を同期させる「オンライン」(そこそこ濃厚なコミュニケーションができる)
・時間と場所の制約がない「テキスト」(軽めなコミュニケーションになる)
と書いてますが、大きくテキストか否かで大きく違うなと思いました。
何かのプロジェクトを始めるときや議論をするときはリアルかオンラインで行う必要があると考えます。
理由としては、そのプロジェクトに対する温度感含め顔を見ながら話すことで文字情報だけでない情報も汲み取れるし、
全員が納得しているか?を理解できます。
この場の作り方によってもプロジェクトの達成度合いが大きく変わってきたので、
何かを議論する / 視界を一致させる ときはリアルまたはオンラインで行っていこうと思います。
とはいえ、この本では「どこまで会わずにできるかを考えるのがコツ」と書かれていて、
上記の内容に踏まえ、どれはテキストでできるか?(優先的に考えてみる)を念頭において
有効み組み合わせようと思いました。
最後に
メンバーを束ねて、本格的にミドルマネジメントを行ったりするときにまた読み返そうと思います。