【完全版】Googleマイマップを使いこなす!自分だけの「オリジナル地図」作成術とKMLを使った裏ワザ

2026/03/21

Google My Maps

いつも使っている「Googleマップ」。便利ですが、「自分だけのメモを残したい」「仕事用の顧客リストを地図上に一覧表示したい」と思ったことはありませんか?

そんな時に大活躍するのが 「Googleマイマップ(Google My Maps)」 です。

この記事では、マイマップの基本的な使い方から、知る人ぞ知る 「エクセル(CSV)インポート」「KMLファイルを使った裏ワザ」 まで、マイマップを骨の髄まで使い倒す方法を解説します!

1. 「Googleマップ」と「マイマップ」の違いって?

普通のGoogleマップが「世界中の人が見る共通の地図」だとすれば、マイマップは 「自分専用の情報を書き込める透明なシートを重ねた地図」 です。

  • 自由にピン(マーカー)を立てられる(アイコンの色や形も自由自在)
  • 「レイヤー(階層)」で情報を整理できる(例:1日目のルート、2日目のルートなど)
  • スマホアプリからも閲覧可能
  • URLを教えるだけで友人と共有・共同編集ができる

旅行の計画から、ビジネスでの営業ルート作成まで、アイデア次第で無限の使い方ができます。


2. 【基本編】まずは直感的にマップを作ってみよう

使い方はとても簡単です。Googleアカウントにログインした状態で、ブラウザから Googleマイマップ にアクセスし、「新しい地図を作成」をクリックするだけです。

① ピン(プレイスマーク)を立てる

検索窓で場所を探すか、地図上のアイコンをクリックして好きな場所にピンを立てます。
ピンには名前、説明文、さらには写真や動画を追加することも可能です。

② アイコンをカスタマイズする

赤い初期ピンだけでなく、レストランのマークや星マークなど、数百種類のアイコンから選べます。色分けすることで「訪問済み」「未訪問」などのステータス管理も直感的に行えます。

③ ルートやエリア(ポリゴン)を描く

道路に沿ったドライブルートの作成や、「この範囲内」といった面(ポリゴン)を描画して塗りつぶすことも可能です。


3. 【応用編】エクセル/CSVから一気にピンを立てる(データ流し込み)

仕事などで「100件の住所リストを地図に表示させたい」という場合、1つずつピンを打つのは非現実的です。マイマップなら一瞬で解決します。

  1. データの準備:エクセルやスプレッドシートで「店舗名」「住所(または緯度経度)」「電話番号」などのリストを作り、CSV形式で保存します。
  2. インポート:マイマップのレイヤーにある「インポート」をクリックし、CSVファイルを読み込ませます。
  3. 項目の指定:どの列を「場所」として扱い、どの列を「ピンの名前」にするかを選ぶだけ!

これだけで、あっという間に100件のピンが地図上に配置されます。


4. 【裏ワザ編】「KMLファイル」連携でマイマップを完全にハックする

ここからが本題です。マイマップをさらに強力にするのが 「KML(Keyhole Markup Language)ファイル」 の存在です。

KMLとは、簡単に言うと 「地図上のピンや図形の情報を記述した、XML形式のデータファイル」 のことです。マイマップの裏側では、実はこのKMLデータが動いています。

どんな構造になっている?(KMLのコード例)

KMLファイルはテキストエディタで簡単に開いて編集できます。例えば「東京タワーにピンを立てる」だけのデータなら、以下のようなシンプルで読みやすい構造になっています。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<kml xmlns="http://www.opengis.net/kml/2.2">
  <Placemark>
    <name>東京タワー</name>
    <description>日本の有名なランドマークです。</description>
    <Point>
      <coordinates>139.7454,35.6586,0</coordinates>
    </Point>
  </Placemark>
</kml>

ご覧の通り、Webサイトを作るHTMLにとてもよく似ています。重要なタグ(要素)は以下の通りです。

  • <Placemark>(プレイスマーク):地図上の1つの要素(ピンや図形)を表す塊です。
  • <name><description>:ピンをクリックした時に吹き出しで表示される「タイトル」と「説明文」です。
  • <Point><coordinates>:もっとも重要な位置情報です。点の位置を**「経度, 緯度, 高度」**の順番でコンマ区切りで指定しています。

さまざまな図形の表現(線と面)

点を打つだけでなく、複数の座標を連続して書くことで、道路やエリアなどの複雑な図形も表現できます。

1. 線を引く(LineString)
道路のルートなどを表現する時は <LineString> を使います。

<Placemark>
  <name>お散歩ルート</name>
  <LineString>
    <coordinates>
      139.7454,35.6586,0
      139.7460,35.6600,0
      139.7500,35.6610,0
    </coordinates>
  </LineString>
</Placemark>

複数の「経度, 緯度, 高度」をスペースや改行で区切って並べるだけで、その点同士を結ぶ線が地図上に描かれます。

2. エリアを囲む(Polygon)
特定の敷地や範囲を面として塗りつぶす時は <Polygon> を使います。

<Placemark>
  <name>立ち入り禁止エリア</name>
  <Polygon>
    <outerBoundaryIs>
      <LinearRing>
        <coordinates>
          139.7400,35.6500,0
          139.7400,35.6550,0
          139.7450,35.6550,0
          139.7450,35.6500,0
          139.7400,35.6500,0
        </coordinates>
      </LinearRing>
    </outerBoundaryIs>
  </Polygon>
</Placemark>

面を作る場合は、<outerBoundaryIs><LinearRing> というタグで囲み、「始点と終点の座標を同じ(一周して戻ってくる)」に指定するのがルールです。

このように、タグの中に座標を羅列するだけで、どんな複雑な地図データでもプログラミングファイルとして表現できるようになっています。

メリット①:マップの書き出しと永久保存

マイマップのメニューから「KML/KMZにエクスポート」を選ぶと、今の地図データをひとつのファイルとして手元にダウンロードできます。
これを使えば、Google Earth Proなどの別ソフトで開いて楽しんだり、大切なデータのバックアップとして保存しておくことが可能です。

メリット②:プログラミングによるKMLからのインポート生成

複雑な図形や、数万件に及ぶシステム上のログデータなどは、マイマップの画面上で手作業で作るのは不可能です。
しかし、PythonやNode.jsなどのプログラムを使って独自のKMLファイルを自動生成し、それをマイマップに「インポート」すれば、どんなに複雑なデータでもブラウザ上で簡単に可視化し、チームに共有することができます。
※KMLファイルをZIP圧縮した「KMZファイル」もそのまま読み込めます。


5. こんな使い方がおすすめ!(活用アイデア)

  • 営業・配達ルート管理:顧客の住所リストをCSVでインポート。色分けして効率的な訪問ルートを計画。
  • 不動産・店舗開発ツール:競合店舗の位置をプロットし、自社の商圏エリアをポリゴンで囲んで分析。
  • 旅行の「最強しおり」:行きたい観光地やレストランをレイヤー(1日目、2日目)ごとに分け、旅行仲間と共同編集。スマホのGoogleマップアプリで現地で見ながら移動!

まとめ

Googleマイマップは、ただの地図アプリの枠を超えた 「強力な情報可視化ツール」 です。

基本のピン立てから、CSVインポートによる一括登録、さらには KMLファイル を使った高度なデータ連携まで使いこなせば、プライベートでもビジネスでも圧倒的な効率化と新しい発見をもたらしてくれます。

無料で今すぐ始められるので、ぜひあなただけの「オリジナル地図」を作ってみてください!