こんにちは!
今回は、写真編集を時短できそうなツール「Imagen AI」を1000回までは無料で使えるので触ってみます。私自身、これまでAIを使った編集には、かえって手間になることもあり、あまり前向きではなかったのですが、このツールは使用感がよかったです。
1. Imagen AIとは?
Imagen AIは、AIを活用した写真の現像・編集補助ツールです。特に、大量の写真を扱うプロのフォトグラファーや商用利用を考えている方にとって、作業効率を大幅に向上させることができます。
主な特徴は以下の通り。
- AIによる自動補正(プリセットではなく、1枚1枚最適な調整)
- Lightroomとのシームレスな連携
- 自分の編集スタイルを学習し、カスタマイズが可能
- 何千枚もの写真を一括で処理
- ノイズ除去やシャープネスの調整も自動で最適化
- 人物や風景ごとに異なる最適な補正を適用
- 手動編集とのハイブリッド運用も可能
2. Imagen AIの良さげな点
AIによる自動補正
Imagen AIは単なるプリセットではなく、それぞれの写真に最適な補正を自動で行います。動画編集でいう「LUT」のように一括で適用するのではなく、Lightroomのパラメーターを細かく調整しながら補正するため、後から微調整が可能です。また、肌の色補正やハイライトの調整も繊細に行えるため、より自然な仕上がりになります。
作業の大幅な時短
大量の写真を扱うフォトグラファーにとって、編集作業は大きな負担になります。しかし、Imagen AIを活用すれば、傾き補正やクロップ、人肌の調整など、面倒な作業をAIが一括で処理してくれます。その結果、編集にかかる時間を大幅に削減できます。例えば、数千枚の写真を編集するのに何時間もかかっていた作業が、わずか数十分で完了することも珍しくありません。
自分好みのスタイルを学習
Imagen AIは、一度編集したデータを学習し、次回以降の編集に反映する機能を備えています。過去の編集スタイルをAIに覚えさせることで、まるでアシスタントのように、より自分の好みに近い編集を自動で行ってくれます。学習させるほど精度が向上するため、使い込むほどに自分の理想に近い仕上がりが得られます。
Lightroomとの連携
Imagen AIはAdobe LightroomおよびPhotoshopと連携可能です。Lightroomのカタログをそのまま読み込んで編集できるため、シームレスに作業が進められます。また、フラグや評価システム、人物マスク機能などもImagen AI内で活用できます。さらに、Photoshopで細かい調整を加えたい場合も、スムーズにワークフローを組むことができます。
3. Imagen AIの使い方
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下記サイトからインストールします。MacなどのPCで使用可能です
https://imagen-ai.com/ja/ -
編集するLightroom Classicのカタログをアップロードします
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編集する写真を選択。アップロードが終わったら編集の準備は完了です
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編集ベースを選びます
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必要に応じて微調整します
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あとはAIが編集を頑張ってくれるので、終わったらダウンロードします
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Lightroom Classicで開いて微調整します。
手を加えていないのにいい感じに補正してくれていて、期待以上のクオリティ!
具体的には、明るさやコントラスト、シャープネスを適切に編集してくれていて、特にベーコンやサーモンがより美味しそうになっています。
以上、ImagenAIの使い方でした。
ちなみに、Lightroom Classicで編集済みの画像が3000枚以上ある場合、AIプロファイルを作成できるので、さらに時短・効率化できるみたいです。
0.05ドル/枚の有料ソフトではあるのですが、「編集作業にかかる時間を減らして、もっと撮影に集中したい!」という方は、無料で試せる枚数も多いので、一度試してみてはいかがでしょうか?