PdMとして、プロダクトの仮説検証を回していくなかで、「MVP」という言葉が多く出てくる中で、
ちゃんと「MVP」の定義を理解しないまま、
なんとなく「MVP」っぽいなで仮説検証を回していたので、一度明確にしてみようと思う。
リーンスタートアップとは?
リーン・スタートアップとは、新しい製品やサービスを開発する際に、
作り手の思い込みによって顧客にとって価値のないものを作ってしまうことに伴う、
時間、労力、資源、情熱のムダをなくし、時代が求める製品・サービスを、より早く生みだし続けるための方法論
上記について超わかりやすく書いてくれている本。
今回はこの本に沿って「MVP」について再確認する。
MVPとは
MVPは製品・プロダクトをできる限り小さくまとめるということではなく、
構築ー計画ー学習のフィードバックループをもっとも早く回せる方法であり、
最小限の労力で回せるということ。
目的が、学びのプロセスをはじめることであって、正解のプロダクトを作ることではないということ。
仮説が間違っていても、すぐにやる直せるレベルの「検証」がMVPであるということ。
最初の製品で完璧を狙ってはいけない理由
最初の製品から完璧を狙っていけない理由は明確にある。
これは、最初の製品を求めてくる「アーリーアダプター」とよばれる人たちの評価するポイントが
「欠点のない製品」を求めていないから。
例として、iphoneが発売した時も
アーリーアダプターがApple Storeに行列を作ったが、
iphoneにはコピペ機能も、3Gのインターネットも繋がっていなかったそう。
じゃあなぜ買うのか?
→アーリーアダプターはその欠点は想像力で補完できるから。
そもそも新しい製品・技術ということにしか目を向けていないから、完成度や機能自体に
興味はなく、コンセプトがしっかりしていることだけが大事。
仮説検証を回している最中ということを忘れない
基本売れないのが当たり前だということを忘れがちになる。
機能上に欠点があったとしても、市場に出している以上、売れ行きが気になったりで
愛着が湧き出したりする。
そこで、うまく売れていないと分かっていても、「もう少し待ってみよう」「売れるはず」と
思い込みすぎるのは御法度。
そもそもMVPが仮説検証のPDCAを回しやすくする一部であるため、
「ミス前提」で動き続けることがとても重要になってくる。
まとめ
新しい事業を始めることはよく出てくると思うが、
「これだけははずしてはいけない」よいうポイントを押さえて、
世の中に出し、その反応を見ながら、開発を行っていくことが、
今求められているプロダクトをより早く生み出すことができる。
終わりに
半年間PdMを行ってきて、早く市場に出し、その声を聞くという重要性を
業務の経験を通しても得たので、このMVPについてアウトプットしてみた。
しっかり評価してくれる企業であれば、アーリーアダプターは上司に当たるなと感じた。
できないことが大半であることは承知の上で、伸びるポイントを見つけて評価・投資する。
その上で評価された部分は伸ばしつつも、その過程で、できないことは補っていく。
このように、意図したミニマムの行動をしてみて、
その結果から、自分の行動を振り返り次に活かす。
MVPは新人にとってめちゃくちゃ強い武器になることを再確認できた。
あくまで、「いかにして良いPDCAを回すか?」のための「MVP」なので、
「MVPばっかり考えているけど、目的わかってないやつ」にならないように
このことを意識してプロダクト開発・日常業務を行っていきたい。