この本は、「外資系マネジャーが絶対にやらない」
36のルールが記載されている本ですが、
管理職ではない僕でも実践できるものが多い内容になっています。
自分が実際に働いている環境下における多くの管理職の方々が実践していて、
かつ、プレイヤーとは一線を画しているなと感じさせる
要因になっていると考えられる項目を3つ紹介していきます。
そのうちにという曖昧な約束をやめる
そのうち飲みにいきましょうを
想像してもらうとわかりやすいですが、こういうそのうちはごくたまにしか来ません。
この「そのうち」を仕事で使うことは御法度です。
その場で「いつにしますか?」とスケジュール帳開く
何かの議題において次のmtgややることが決まった時に、
周りのハイパフォーマー、管理職の方々は必ず「いつまでにできる?」
「いつ行う?」というところを会議内で決め切っています。
彼らの仕事には「そのうち」「いつか」「近いうち」など曖昧な言葉は存在しておらず、
期限を決めて迅速に行動しています。
曖昧をなくし信頼を積み重ねる
期限を曖昧にしたまま実行しないということを繰り返すことで
「言うだけの人」というレッテルが貼られます。
やると決めたらしっかり行う
当たり前のことを当たり前にできることで信頼が積み上がっていくものだとこの章を読んで
再認識できました。
場当たり的な決断をしないこと
自分の「決断のスタイル / ロジック」を持つということで、
全部が全部に効くような万能的な決断方法を持てと言うわけではないですが、
自分らしい「スタイル」を持つことが重要だと書かれています。
ここでの自分らしいと言う言葉は、
やりやすいとか自然にできるという意味ではなく、
良い結果を出すことができる
ということが前提にあることは忘れないようにしてください。
この決断のスタイルを養うための20の質問が記載されていたので紹介します。
- 結論が出ない時、誰と話をして頭の整理をしたか?
- 決断のデッドラインを共有してくれた人は誰か?
- 決断に至るまで、不足していたのは情報か?判断基準か?
- どの段階で目的を意識したか?
- どのようにして決断の基準をつくったか?
- 決断の基準を作るにあたり、大切にした考えや価値観は何か?
- 絶対に受け入れることができない、「ダメ基準」は何か?
- 問題をどのように整理したか?
- 良い結果に繋がった最も大きな要因は何か?
- 良い結果につながらなかった時の最も大きな要因は何か?
- 決断への不安な気持ちを、どのように克服したか?
- どのようにして論理的な検討をしたか?
- 決断を後押しした最大の要因は何か?
- 決断の邪魔をした最大の要因は何か?
- 決断力を高めるために必要な考え方は何か?
- 決断力を高めるための必要な行動は何か?
- 良い結果につながる時の思考パターンは何か?
- 良い結果につながらない時の思考パターンは何か?
- 良い結果につながる時の行動パターンは何か?
- 良い結果につながらない時の行動パターンは何か?
ぜひ質問に答えていってみてください
すべて自分で管理しようとしない
主体性が失われる組織の1番の要因は、
細かいことにまで逐一指示をしてくるような上司がいる環境と書かれています。
とはいえ、部下にはそもそも主体性がないという人も少なくないはず。
ですが、良いマネージャーは部下の話によく耳を傾けるマネジメントを行うそうです。
最初は見当違いの話をしていたとしても、
「声を上げやすい環境づくり」という目的は達成できます。
ここから主体性が生まれ、生産性が上がっていきます。
まず聞くこと。これを徹底することで心理的安全性が生まれ、
メンバーが声を上げる、さらにはリーダーシップを発揮する環境になっていきます。
メンバーの内容が頓珍漢だからすぐフィードバックしてしまう。
話を遮ってしまう経験があるかたがたは、
このことを意識してメンバーに接してみてください。
終わりに
今回挙げた3つの業務におけるポイントは管理職になってから行うものではなく、
プレイヤーからでも全然はじめられることだなと思いました。
最後のメンバーの話を聞くということにしても、
上司に話しても難癖つけられるという考えがあったとしても、上司の話をちゃんと聞いてみる
それで変わる部分はあると思います。
こういう小さな大事な習慣を身につけていけるよう、最初は意識し続けて仕事していきます。