こんにちは。
年収はなるべく小さく見せるというのが理想ですが、実際にはなかなか難しいですよね。
特に、0〜2歳の子どもがいる場合は、年収が低いと保育料が安くなるため、年収を小さく見せることができるというメリットがあります。
そこで、年収を小さく見せるために、年金の追納制度を利用することを考えたので、その調査結果を備忘録として残しておきます。
年金の追納制度とは
まずは一般的な年金の追納制度について説明します。
日本の年金制度では、様々な理由で国民年金の保険料を納められなかった期間がある場合、追納という制度を利用して、後から納めることができます。
年金追納のメリット
- 将来受給できる年金額が増える可能性がある: 追納した期間分の保険料を基に、老齢年金や障害年金などの金額が増えることがあります。
- 年金受給開始年齢を遅らせることができる: 年金受給開始年齢を遅らせることで、より多くの年金額を受け取ることができる場合があります。追納は、この条件を満たすための手段の一つとして活用できます。
- 保険料の免除や猶予を受けていた人でも追納できる: 過去に保険料の免除や猶予を受けていた人も、追納することができます。
年金追納の対象となる期間
- 国民年金の保険料を納められなかった期間:
- 学生で国民年金の第1号被保険者として加入していなかった期間
- 無職で保険料を納められなかった期間
- 海外への長期滞在で保険料を納められなかった期間
- その他、正当な理由で保険料を納められなかった期間
年金追納の手続き
年金追納の手続きは、基本的に以下のようになります。
- 日本年金機構への相談: まずは、最寄りの年金事務所に相談し、追納できる期間や手続きについて詳しく教えてもらいましょう。
- 追納申請書の作成: 年金事務所で交付される追納申請書に必要事項を記入します。
- 必要な書類の提出: 申請書とともに、収入証明書や戸籍謄本など、必要な書類を提出します。
- 保険料の納付: 追納する期間分の保険料を納付します。納付方法は、口座振替やコンビニ払いなど、様々な方法があります。
年金追納の注意点
- 追納できる期間には制限がある: 過去にさかのぼって、無制限に追納できるわけではありません。
- 追納には費用がかかる: 追納する期間が長くなればなるほど、納付する保険料も増えていきます。
- 追納によって得られるメリットは、個人によって異なります: 年齢や加入期間、追納する期間など、様々な要素によって、年金額への影響は変わってきます。
年金追納を検討する際のポイント
- 将来の年金設計: 年金追納によって、将来どのくらいの年金が受け取れるのか、シミュレーションしてみることをおすすめします。
- 経済的な状況: 追納には費用がかかるため、経済的な状況をよく検討しましょう。
- 専門家への相談: 年金制度は複雑なため、専門家(社会保険労務士など)に相談することも検討しましょう。
個人のケースでシミュレーションしてみた
さて、ここまで一般論でした。
実際に個人的に追納するべきかどうか?というところをシミュレーションしてみました。
シミュレーション条件
- 年齢: 30歳
- 追納期間: 20歳〜24歳 (4年間: 学生の期間が長かったんです…)
シミュレーション結果
- 追納費用: 70万円強(一時期気づかずに支払っていたこともあり、正確に4年間分まるまるではないです)
- 将来の年金額: 年額2万円程度増える見込み
ということで、単純にこのシミュレーションだけだと、90歳まで生きても元が取れない計算になります。
続いて、この70万円が年収から控除されることについても計算してみます。
年収からの控除
ざっくり、800万円が730万円になったと仮定してみましょう。(ここはかなり個人の年収などとはずらしています。)
こちらのツールを使って計算してみたところ、給与所得が800万円の場合、課税所得は610万円になるそうです。
610万円の課税所得から、70万円を控除すると、540万円になります。
ざっくりですが、住民税で13万円程度、所得税で6万円程度?(多分ほんとにざっくりです)金額が変わってきそうということがわかりました。
また、保育料は住民税のうち、市町村民税によって変わるため、これも考慮する必要がありそうです。
こちらも正確に計算することは困難なのですが、大体月額6,000円程度は変わるんじゃないかな?という感じです。
以上をまとめると、ざっくり25万円程度?(これもかなりざっくりです)は変わるかもしれないということがわかりました。
まとめ
まとめると、ざっくり25万円程度 + 将来の年金額が年額2万円程度増えるということがわかりました。
この金額が、70万円の追納費用を上回るかどうかは、結局いつ死ぬかみたいな話なのでよくわかりませんが、まあそもそも「年金は払えよ」という話なので、個人的には追納することにしようかなと思っています。
以上、年金の追納制度について調べてみたので、備忘録として残しておきました。