こんにちは!今回はLog撮影についてまとめたいと思います。(Log撮影した映像データを編集する方法については別途お伝えします)
iPhoneでも撮影できるようになったので、耳にしたことがある方は多いかもしれませんね。
Log撮影とは
Logとは "Logarithm(対数)" の略で、映像や写真の色と明るさのデータを圧縮して記録する方式です。通常の撮影モードでは、見たままの色に近い映像が記録されますが、Logでは淡くて平坦な映像が記録されます。
Log撮影の特徴
- 色やコントラストが抑えられたフラットな映像になる
- 明るさの幅(ダイナミックレンジ)が広くなる
- 編集時に豊富な色の調整ができる
Log撮影のメリット
- 色の調整がしやすい
Log撮影はフラットな映像になるため、編集時に色の彩度や明るさ、コントラストを自由に調整できます。これは映画やCMなどでも使われている理由の一つです。 - ハイライトやシャドウのディテールが豊か
通常の撮影では白飛びや黒つぶれが起こりやすいですが、Log撮影では細かい明暗差を残せます。そのため、自然光や照明の強い環境でも情報をしっかり記録できます。 - プロフェッショナルな映像表現が可能
色の調整が自由なので、自分の好きな映像スタイルに仕上げられます。シネマティックな雰囲気やヴィンテージ風の仕上げも簡単です。
Log撮影のデメリットと注意点
- 撮影時の映像が見づらい
フラットな色合いなので、カメラの画面上では少し淡く、不自然に見えることがあります。 - 編集の技術が必要
Log撮影は、後から色や明るさを調整することを前提にしているため、編集作業を覚える必要があります。ソフトによってはLUT(Look-Up Table)というプリセットを使うと便利です。 - ファイルサイズが大きい
ダイナミックレンジが広いため、データ量が多くなり、保存容量が大きくなることがあります。
OSMO Pocket3で撮影してみる
人気カメラのOSMO Pocket3を例にして具体的な撮影の仕方をお伝えします。
設定方法
以下の手順で設定できます。
- カメラモードを選択
オズモポケット3を起動して、"プロモード" を有効にします。これにより、Log撮影を含む詳細な設定が可能になります。 - Logモードを有効化
カラー設定から「D-Log M」を選択します - ISOやホワイトバランスの設定
Log撮影では、ISOを低めに設定してノイズを抑えるのがおすすめです。また、ホワイトバランスはマニュアルで調整すると、色ムラを防げます。
(余談)10bitカラーとは
OSMO Pocket3は10bitカラーに対応している点が素晴らしいと思っています。
10bitカラーとは、1つの色チャンネル(赤、緑、青)のデータを10ビットで記録する技術です。これにより、より多くの色を表現することが可能になります。通常の8bitカラーでは1チャンネルあたり256階調ですが、10bitでは1,024階調になります。
メリットはざっくりこんな感じです。
- 滑らかなグラデーション
空や肌の色など、色の変化がなめらかに表現されます。 - 色の幅が広がる
10億色以上の表現が可能となり、色の豊かさが大幅に向上します。 - 編集耐性が高い
色補正や明るさの調整をしても、色の破綻が少なくなります。
10bitカラーは、Log撮影と相性が良いので、特にハイエンドの映像制作やプロジェクトで効果を発揮します。
今回撮影した動画
こんな感じで色編集しやすい動画が簡単に撮影できました!
ということで、いかがだったでしょうか。
次回は今回撮った動画素材を使って、色編集をしたいと思います。カラグレ、カラコレなどの用語についても解説しますので、ぜひそちらの記事もご覧ください!