Osmo Pocket 3でLog撮影をしてみる

2025/01/01

動画撮影

こんにちは!今回はLog撮影についてまとめたいと思います。(Log撮影した映像データを編集する方法については別途お伝えします)
iPhoneでも撮影できるようになったので、耳にしたことがある方は多いかもしれませんね。

Log撮影とは

Logとは "Logarithm(対数)" の略で、映像や写真の色と明るさのデータを圧縮して記録する方式です。通常の撮影モードでは、見たままの色に近い映像が記録されますが、Logでは淡くて平坦な映像が記録されます。

Log撮影の特徴

  • 色やコントラストが抑えられたフラットな映像になる
  • 明るさの幅(ダイナミックレンジ)が広くなる
  • 編集時に豊富な色の調整ができる

Log撮影のメリット

  1. 色の調整がしやすい
    Log撮影はフラットな映像になるため、編集時に色の彩度や明るさ、コントラストを自由に調整できます。これは映画やCMなどでも使われている理由の一つです。
  2. ハイライトやシャドウのディテールが豊か
    通常の撮影では白飛びや黒つぶれが起こりやすいですが、Log撮影では細かい明暗差を残せます。そのため、自然光や照明の強い環境でも情報をしっかり記録できます。
  3. プロフェッショナルな映像表現が可能
    色の調整が自由なので、自分の好きな映像スタイルに仕上げられます。シネマティックな雰囲気やヴィンテージ風の仕上げも簡単です。

Log撮影のデメリットと注意点

  • 撮影時の映像が見づらい
    フラットな色合いなので、カメラの画面上では少し淡く、不自然に見えることがあります。
  • 編集の技術が必要
    Log撮影は、後から色や明るさを調整することを前提にしているため、編集作業を覚える必要があります。ソフトによってはLUT(Look-Up Table)というプリセットを使うと便利です。
  • ファイルサイズが大きい
    ダイナミックレンジが広いため、データ量が多くなり、保存容量が大きくなることがあります。

OSMO Pocket3で撮影してみる

人気カメラのOSMO Pocket3を例にして具体的な撮影の仕方をお伝えします。

設定方法

以下の手順で設定できます。

  1. カメラモードを選択
    オズモポケット3を起動して、"プロモード" を有効にします。これにより、Log撮影を含む詳細な設定が可能になります。
  2. Logモードを有効化
    カラー設定から「D-Log M」を選択します
  3. ISOやホワイトバランスの設定
    Log撮影では、ISOを低めに設定してノイズを抑えるのがおすすめです。また、ホワイトバランスはマニュアルで調整すると、色ムラを防げます。

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(余談)10bitカラーとは

OSMO Pocket3は10bitカラーに対応している点が素晴らしいと思っています。
10bitカラーとは、1つの色チャンネル(赤、緑、青)のデータを10ビットで記録する技術です。これにより、より多くの色を表現することが可能になります。通常の8bitカラーでは1チャンネルあたり256階調ですが、10bitでは1,024階調になります。

メリットはざっくりこんな感じです。

  • 滑らかなグラデーション
    空や肌の色など、色の変化がなめらかに表現されます。
  • 色の幅が広がる
    10億色以上の表現が可能となり、色の豊かさが大幅に向上します。
  • 編集耐性が高い
    色補正や明るさの調整をしても、色の破綻が少なくなります。

10bitカラーは、Log撮影と相性が良いので、特にハイエンドの映像制作やプロジェクトで効果を発揮します。

今回撮影した動画

こんな感じで色編集しやすい動画が簡単に撮影できました!
GIF 変換プロジェクト 2025年2月19日.gif

ということで、いかがだったでしょうか。
次回は今回撮った動画素材を使って、色編集をしたいと思います。カラグレ、カラコレなどの用語についても解説しますので、ぜひそちらの記事もご覧ください!