【読書】PdMとしての仕事をしていなかったので共有する

2024/01/10

INSPIRED
マーティ・ケーガン
新卒おすすめ図書

はじめに

ピヨピヨPdMとして4ヶ月目に突入して、1クオーター走り切ってみて、
PdMとして全く仕事ができてなかったので、経験と書籍の「INSPIRED」を参考にして
PdMの仕事とはなにか?というものを書いていきます。

ストーリー1/3「配属される」

これからPdMとして頑張ってください!!
「わかりました!!(PdMってなに?)」
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という感じで配属され、
最初はプロダクト理解や、あさーくドメイン理解をしていきました。

ストーリー2/3「プロダクトの納品過程で改善できる部分を探す」

プロダクトチームには
・開発
・営業
・納品
の3つのチームが内包されていて、
その中でもボトルネックになりかけていた納品に入り込んで課題を見つけてこようという話になりました。
(課題という言葉の定義が全くわかっていなくて、全く前に進めることができなかったはまたします。)
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ストーリー3/3「気がついたらただの納品メンバーになっていた」

納品についていったりしてミーティングに全部参加してみました

・ミーティングの中でどんな話がされていて、どういう出戻りがあるのか?
・他部署との連携でうまく行っていない部分はどこか?
・納品している時の顧客の顔はどんな感じか?(使いやすそう?)
・資料作成にどのくらい時間を要しているのか?

などの観点で見ていく中で気づきがいくつかあり、
これ改善したらめっちゃ工数削減できそう!!!となりましたが、
でも納品メンバーの人たち、死ぬほど忙しそうだもんな、、俺がやろ!という決断をしました。
↑これが大きな間違いでした。。
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1週間後・・・
僕:「今ーーーということをしております!!」
上長:「プレイヤーになってない?今の自分の仕事一個もできてないよ??」
僕:「!?」
という感じで、まったくPdMとしての使命を全うしていませんでした。
(1週間無駄にしていたといっても過言ではなかったです。納品メンバーがやればいい仕事をしていたので。)

ここでの教訓

PdMに求められている仕事とは以下の項目

・主な責任
・顧客に関する深い知識
・データに関する深い知識
・自分のビジネスについての深い知識
・市場と業界についての深い知識
・頭がよく、創造的で、粘り強いこと

これだけの要素が必要だと書籍「INSPIRED」には書かれていますが、
ピヨピヨ新人PdMは全部持ってません。
とはいえ、「主な責任」については自分の身をもって理解することができたので、
ここについて詳細を書いていきます。

PdMの責任とは、可能性を評価し、何を作って、何を改善して、顧客にそのプロダクトを届けるのかを判断すること。
つまり、何を作る、何を改善するの作業をすることではありません。(めちゃくちゃやってました。)

とはいえ、「ーーを作ってください!」「ーーを改善してください!」
といっても、なんで??となる可能性だってあります。そこで「要求定義」を書きます

要求定義とは

・起こっている問題
・理想状態
・課題(理想と現状のギャップ)
・証拠(どうやって課題を見つけたの?推測ではないの?)
・解決方法(仮説検証方法)
・解決した時のインパクト

この6項目をしっかりと書きます。逆ここまでしっかり書かないと、
「ピヨピヨPdMが憶測でなんか言ってきた。」みたいになりかねません。

とりあえず、納品メンバーと一緒に納品の一部をやることではなく、
これをやって、現場(納品メンバー)に改善してもらうことがPdMなんだなと理解することができました。
もちろんこれだけではありませんが、自分がプレイヤーではないことを痛感しました。

最後に

「プロダクトをよくしていくかどうかはPdMにほぼかかってる。
何かするって決めて、自分が何もできないんだったら、
自分の使える周りの力とかを全部武器にできるようにしようね〜」
とふわっと鋭いこと言われ、

仕事できる人を使いまくれる楽しい仕事だなと思ったのと同時に、
そういう仕事できる人の才能を無駄遣いする可能性もある職種なんだなと思って震えました。
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次は「課題」という日本語が全くわかっておらず、周りとの意味解釈がズレまくっていた話を書きます。