こんにちは。
今回は、7月上旬に買った PLAUD Note Pro を、3週間ほど実運用に混ぜて使ってみたので、その正直なレビューをします。
わたしは普段、けっこうな数の打ち合わせをしています。オンラインもあれば対面もあって、そのたびに「あとで議事録を書こう」と思うのですが、まあ書かない。書いたとしても、録音を撮り忘れていて記憶頼りになる。この「撮り忘れ」と「議事録を書く気力」の2つが、地味にずっと課題でした。
結論から言うと、PLAUD Note Pro を導入して一番効いたのは、文字起こしの精度でも要約の賢さでもなく、「録音が自動で始まる」という一点でした。ここが想像以上に生活を変えたので、その話を中心に書きます。

PLAUD Note Pro とは?
ざっくり言うと、AIボイスレコーダーです。録音した音声を、Plaudのクラウド側で自動的に文字起こし&AI要約してくれる、というのが製品の芯。
スペックは公式ページを見てもらうのが早いですが、実物を触った感触として印象に残っているのは:
- カードサイズで 30g と軽い。スマホの背面にマグネットで貼り付けておける
- 文字起こしは 112言語対応(日本語もまったく問題なし)
- 本体は ¥30,800(税込)。これに後述の文字起こしプランが乗る
「レコーダー単体」というより、「録る端末」+「クラウドのAI」がセットになったサービスとして捉えるのが正しい理解だと思います。
何に期待していたか
わたしが期待していたのは、シンプルに次の2つでした。
- 打ち合わせを 撮り忘れないこと
- 議事録を 自分で書かなくてよくなること
特に1つ目。ICレコーダーやスマホの録音アプリを使わなかったのは、結局「録音を始める」というひと手間を、会議のたびに人間がやらないといけないからです。そして人間は忘れる。わたしは忘れる。
期待は満たせたか — 「自動で録音が始まる」の破壊力
満たせました。というか、期待していた以上でした。
ここで効くのが、PC用のコンパニオンアプリ Plaud Desktop(2026年1月に登場、既存のPlaudユーザーは追加費用なしで使えます)です。これがオンライン会議を検知して、こちらが何もしなくても録音を始めてくれます(※あらかじめ自動録音を有効にしておく必要があり、勝手に録られるわけではありません)。会議にbotを呼ぶのではなく、PCのシステム音声を直接録る方式なので、ツールを選びません。手元で試した範囲では、
- Microsoft Teams
- Google Meet
- Zoom
- Slackのハドル
このあたりは全部、しっかり自動で録り始めてくれました。会議が始まって「あ、録音…」と思う前に、もう録れている。この安心感がとにかく効きます。「撮り忘れる」という事故が構造的に起きなくなったのが、3週間で一番うれしかった変化です。

録音のあとは、Plaud側の AutoFlow という仕組みが、文字起こし → 要約まで自動で流してくれます。会議が終わってしばらくすると、要約ができあがっている。ここも「自分は何もしていない」のに勝手に進むのが気持ちいいところです。
文字起こしの精度は? 正直な感想
精度は、悪くないです。日本語の打ち合わせで、内容を追う分にはまったく実用的。固有名詞やカタカナ用語も、文脈が効いていればそれなりに拾ってくれます。
ただ、手放しで「完璧」とは言いません。ここは正直に。
唯一にして最大の弱点 — 「誰の発言か」の特定
3週間使って、はっきり弱点だと感じたのが 話者の特定です。
理由は構造的なものだと理解しています。PLAUDは 会議にbotとして参加するタイプではありません。ZoomやTeamsに「参加者」として入って、一人ひとりの音声トラックを分けて取る、という作りにはなっていない。対面ならデバイスがその場の音を、オンライン会議なら Plaud Desktop がPCのシステム音声を、いずれも一つにまとまった音として録っています。
なので、文字起こし上の話者ラベルは 推定になります。頑張って「話者1」「話者2」と分けてはくれるのですが、誰が話者1なのかまでは分からないし、その推定自体もそこそこ間違えます。

象徴的だったのが、このデバイスのオーナーであるわたし自身。名字は「安達」なんですが、文字起こしだと高確率で「足立」になっています(笑)。持ち主の名前すら定まらないので、「誰が何を言ったか」を正確に紐づけたい用途だと、ここは現状ひと手間かかると思っておいたほうがいいです。
このあたり、実は自分でツールを組んで補正しにいく話を別記事に書いています → Plaudの議事録から「自分の脳内Wiki」を作った話。Plaud単体の弱点を、どう運用でカバーするかに興味がある方はぜひ。
料金プランについて
文字起こしには無料枠(毎月300分)もありますが、わたしのように会議が多いと確実に足りません。なので Unlimitedプラン(年額 ¥40,000・税込) に課金しました。
このプランは文字起こしが実質無制限(1日あたり最大24時間)で、112言語対応・AutoFlow・Plaud MCP連携などが付いてきます。会議が日常的にある人なら、分数を気にしながら使うストレスが消えるので、素直に年額プランにしてしまうのがラクだと思います。(アフィリエイトじゃないよ)
まとめ
3週間使ってみての、正直な評価をまとめます。
- 一番効いたのは「録音が自動で始まる」こと。 Teams / Meet / Zoom / Slackハドル、何でも勝手に録れる。「撮り忘れ」という事故が構造的に消えた。
- 文字起こしの精度は実用十分。 日本語の会議を追う分には困らない。
- 弱点は話者の特定。 botとして会議に入る仕組みではないので、「誰の発言か」は推定頼りで、間違いも多い(持ち主の「安達」が「足立」になるレベル)。
- 料金は、会議が多いなら Unlimitedプラン(¥40,000/年)が精神的にラク。
「一言一句・誰の発言かまで完璧な議事録が欲しい」という期待値で挑むと、話者特定のところで少し物足りないかもしれません。とはいえ、「録ることを一切考えなくていい」という体験は、他に代えがたいなと感じています。撮り忘れと議事録書きに疲れている方には、かなり刺さると思います。
同じように「打ち合わせの記録、なんとかしたい」と思っている方の参考になれば幸いです! それではまた。
![[個人開発] Plaudの議事録から「自分の脳内Wiki」を作って、MCPでClaudeに繋いだ話](/assets/ogp/plaud-llm-wiki-second-brain.webp)