RubyでAPIキーを秘匿化するために.envを導入したので手順をまとめました。
.envとは
.envとは、環境変数を保存するためのテキストファイルです。
データベースの接続情報やAPIキー、トークンなどを保持するために使用します。
ソースコードに直接記述するのではなく、環境変数を使用してこれらの情報を渡すことが一般的です。
dotenvをインストールする
環境変数を.envファイルから読み込むためのGemをインストールします。
Gemfileに以下の内容を追記します。
Gemfile
gem "dotenv"
.envファイルを作成する
.envファイルを作成します。
ディレクトリ構造と各ファイルの中身は以下の通りです。
root/
├ .env
├ app/
├ sample.rb
├ Gemfile
├ Gemfile.lock
.envファイルに例としてAPI Keyを書き込みます。
.env
APIKEY="123456789"
rubyファイルから読み込む
rubyの実行ファイルから先ほど作成したAPI Keyを読み込みます。
sample.rb
require "dotenv/load"
Dotenv.load
puts(ENV["API_KEY"])
ファイルを実行してAPI Keyが表示されれば成功です。
> ruby sample.rb
123456789
今回はここまでです。