今回は、2025年11月末に登場し、一部の界隈で「速すぎる」と話題になっているWindows用の**テキストエディタ「miu」**をご紹介します。
Macユーザーの方には馴染みのある老舗エディタ「mi(エムアイ)」と名前が似ていますが、全く別の新しいソフトウェアです。「miu」はWindows 10/11専用の設計で、**「軽量・高速・シンプル」**を極限まで突き詰めたエディタとなっています。
実際にどのようなエディタなのか、その特徴と魅力をまとめました。
製品概要:miu とは?
miu は、C++/Win32で開発されたWindows用テキストエディタです。
2025年11月30日にバージョン1.0.0が公開されたばかりの新しいツールですが、その圧倒的な軽さとモダンの機能の実装で注目を集めています。
- 対応OS: Windows 10 / 11
- 価格: 無料(フリーソフト)
- 入手先: Microsoft Store や GitHub など
コンセプトは明確で、**「メモ帳のように手軽に起動でき、プログラミングエディタのように高機能」**といういいとこ取りをしたような存在です。
主な特徴とメリット
1. 衝撃の軽さと爆速起動
最大の特徴はその軽量さです。
実行ファイル(.exe)のサイズはわずか 505KB。最近のエディタはElectron製などで数百MBあるのが当たり前の中、このサイズは驚異的です。
何もファイルを開いていない状態でのメモリ消費は約27MB程度。起動も一瞬で、思いついた瞬間にメモを取り始めることができます。また、メモリマップドファイル技術を採用しており、GB単位の巨大なログファイルなども一瞬で開き、サクサク閲覧・編集できるパフォーマンスを持っています。
2. DirectWriteによる美しい描画
「軽量エディタ」というと、表示が粗末な場合もありますが、miuは違います。
Windowsの描画APIである DirectWrite を採用しており、フォントレンダリングが非常に美しいです。
さらに、カラー絵文字の表示にも対応しており、モダンな見た目を維持しています。
3. プログラマ向けの強力な編集機能
見た目はシンプルですが、中身はプロ仕様です。
以下のような高度な編集機能を備えています。
- 正規表現検索・置換: 開発には必須の機能。
- マルチカーソル: 複数箇所を同時に編集可能。VS Codeなどでおなじみの機能です。
- 矩形選択: Altキーを押しながらドラッグで四角く選択できます。
- 無限アンドゥ/リドゥ: 履歴を制限なく戻せます。
- ダークモード対応: システム設定に合わせて自動で切り替わります。
4. キーボード操作に特化
miuの画面は極限までシンプルで、ツールバーやステータスバーすら排除されています。
多くの操作はショートカットキーで行う設計になっており、キーボードから手を離さずにコーディングや執筆に集中できる「Hackerライク」な仕様です。
気になる点・注意点
Mac版はない
残念ながら、現時点では Windows専用 です。Macユーザーの方は、引き続き「VS Code」や「Sublime Text」、あるいは名前の似ている老舗エディタ「mi」などを愛用することになるでしょう。
設定画面がない?
シンプルさを追求しているため、GUIの設定画面が存在しない(または極めて限定的)場合があります。フォント変更や挙動のカスタマイズを行いたい場合、設定ファイルを直接いじる必要があるなど、少し玄人好みな部分があるかもしれません。
まとめ
「miu」はこんな人におすすめ!
- Windowsユーザーで、標準の「メモ帳」では物足りない人
- 起動に数秒かかる重いIDE(統合開発環境)をちょっとした編集で開くのが億劫な人
- 巨大なログファイルやCSVを一瞬で開いて確認したいエンジニア
- **「シンプル イズ ベスト」**を愛する人
メインの開発環境はVS Codeなどを使いつつ、「サッと開いてサッと書く」サブエディタとして導入すると、作業効率が格段に上がるはずです。
Windows環境をお持ちの方は、ぜひ一度この「軽さ」を体感してみてください。