"V字回復の経営"から大事なことメモしておく

2024/06/22

V字回復の経営
赤字経営
黒字化

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2年で会社を変えられますか

太陽産業という架空の上場企業を再建をどうやって救っていくのか?を書いた本。
「2年で黒字化できなければ、退任します」という言葉を経営陣が発し、
自ら退路を断つことで社員から甘えを抜き、皆を巻き込む戦略で企業をV字回復させる。
架空の企業とはいえど、90%以上は実在した話。

この企業の組織・事業をV字回復させるなかで、
自分が経験してきた中で、即時性があって、大事だと思ったことを記載する。

個人的に大事だと思ったこと

・色々口出しする前に、その事業の全体像を把握すること
・営業担当の頭はクリアにしてあげること
・トップの力を借りること

①色々口出しする前に、その事業の全体像を把握すること

事業構造を理解するだけではなくて、
その事業を行っている人たちとの関係値の醸成や
その人たちが何に「苦」を感じているのか?を理解することが大事
事業がうまくいかないボトルネックを機能面・感情面でも理解できる

②営業担当の頭はクリアにしてあげること

いろんな商材をもつ会社あるあるで、
商材の数が多くなると、どんなニーズの人たちにどのように商材を提供するかの整理がつかなくなることが多い。
(一つの商材を売る事に特化してる人も多い)

だから、相乗効果を生まない複数の商材を全員に売ってもらうくらいなら
分担して商材ごと・相乗効果を生む商材ごとに人員を配置して売っていく方がかえって良い。
そういった部分では大企業はこういった分担がなされてるから合理的だなと思った。

③トップの力を借りること

なにかプロジェクトを始めるときの一番の責任者(大体は位が1番高い人)との
合意形成+支援体制の確立が何よりも大事だなと思う。

企業丸ごとではなく、小さな組織・プロジェクトでも、責任者やトップはいる。
その人から「〇〇を〜〜を行いながら変革していく」ということの合意・支援は必要。

変革を行う人が見ている時間軸は中長期的だが、
その現場で働いている人は短期的(毎日レベル)でしかみていない(仕組み上見ずらい)
だから現場側からすると一見、その変革活動が邪魔・何してるかわからないと思う。
そういうときに、その現場の責任者からの合意や支援があれば活動がスムーズに進む。

まとめ

個人的には最後の「トップの力を借りること」が1番効果があって、
できなかったときに1番苦しくなることだなと思う。

プロジェクトが始まるタイミングでミーティングするなど
やりかたは様々あるが、どのプロジェクトを進めていく上でも実行していきたい。