市場の独占は先行者じゃなくてもいけるっぽい

2024/04/03

市場
PdM
経営

この本と著者について

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この本は「ピーターティール」という、ペイパルを創業した
「ペイパルマフィア」の1人。イーロンマスクとかと同じ感じ。
「ドン」って呼ばれているらしい。

彼はテスラ・スペースXをつくったイーロンマスクのような経営者というより、
投資家として有名。

この本は著者の思想がめっちゃ強くかかれている。
その中で一番強い主張は
「競争ではなく、独占」
ダントツなものを生み出せば、そもそも競争は起きない
と言っている。

競争ではなく独占

「競争する」という状態は、ゴールが同じなので、みんな同じになる、近づくらしい。

ではどう独占するのか?

①小さな市場から独占する
いきなり大きな市場にいくのは競合とバッティングするので、
小さく、ライバルもいないような市場に狙いをつけて、一気に独占しにいく。

②規模拡大
ニッチな市場を拡大したら、徐々に市場を大きくしていく。
例はアマゾン。ビジョンとして、オンライン小売市場全てを支配するというビジョンを
もっているものの、まず最初は本から始めた。
次に周辺市場のCD,ビデオ,ソフトウェアといった近い市場に拡大していき、
最終的にオンライン小売市場を独占した。

③ラストムーバーになる
先手必勝ではない。
先手を打つことで大きな市場シェアを握れるが、後々にライバルが現れ座を奪われる可能性がある。
将来的なキャッシュフローを生み出すことに注目する。
=特定の市場で一番最後に大きく発展して、何年、何十年と独占利益を享受したほうがよい。
(チェスと一緒で終盤が大切ということらしい。)

ティールの法則

当たり前のように聞こえるが、大切な内容が3つあったので、それをここに書いて忘れないようにする。

①誰と始めるか
「一緒に上手くやっていけるか?」がとても大切。ずっと同じビジョンを掲げて進めていくから。

②一丸となれるか
スタートアップは経営者だけではないため、関係者全員がうまく働いていく必要がある。

③フルタイム
スタートアップには労働時間とかない。一生同じ場所で行うこと。

終わりに

先行者利益がずっと利益を得続けることは歴史的に難しいということは
いい発見になった。
自分たちも、一見煮え切っている市場に入り込もうとしているが、小さいところから拡大することに
チャンスがあることに気付かされた。

フルタイム一択ということは脳筋感があったものの、そりゃそうかと納得するところもあった。
(そもそも嫌いなことやってないし。)

とはいえ、どこまで市場を拡大していくのか?については経営のビジョンと相談する必要があるなと思った。
リーン方式とは違う観点で読み応えのある一冊でした。